読売新聞社説『原発風評被害 放射能の基準から考え直せ』について、問い合わせをしている

読売新聞の社説でとても気になる文章がある。
『過去の核実験の影響としか考えられない放射性物質が検出され、出荷停止となった野生キノコもある。』

出荷停止だから100ベクレル/kgを超えているのだろうが、どうして核実験の影響と考えているのだろう。
そもそも核実験の影響で100ベクレルを超える野生キノコが日本には事故前からあったという事なのか?
私の知識不足かもしれないので、メールと電話で問い合わせている。
返答がくるのを待っている。

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2月28日に返答を頂きました。

武藤北斗さま
25日社説「原発風評被害」の
「過去の核実験の影響としか考えられない放射性物質が検出され、
出荷停止となった野生キノコ」についてのお問い合わせにお答えします。
執筆した論説委員室に尋ねたところ、
厚労省の食品別検査エクセルデータ(昨年10月分)で、
放射性物質の数値の高かったキノコ類の
セシウム(Cs)134の数値に着目したところ、
数値が低かったものが2件ありました。
青森県十和田市のチチタケ(昨年10月5日採取)と
青森市のサクラシメジ(同24日採取)で、
いずれもCs134が検出限界以下(1㎏当たり10ベクレル 未満)でした。
Cs134の半減期は2年のため、
福島原発由来の放射能なら昨年10月段階で高い数値が検出されるはずです。
数値が低いということは、それ以前の中国・ゴビ砂漠や旧ソ連、ロシアでの
核実験の
放射性物質が気流に乗って飛来した影響と判断される、とのことでした。
以上、よろしくお願い致します。
読売新聞東京本社読者センター

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NPO地球とともにの感想

言っていることは理解できるが、
なぜ青森だけでこのような結果が出るのか。
核実験の由来ならば、いろんな地域で出てもよさそうなもの。
大手マスコミならそこまで追及してほしいものです。

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■読売新聞 原発風評被害 放射能の基準から考え直せ(2月25日付・読売社説)
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20130224-OYT1T01073.htm

 放射能の安全基準について政府は根底から考え直すべきだ。政権交代はその好機と言えよう。消費者庁が、東京電力福島第一原子力発電所事故による風評被害の対策を強化する。森消費者相は、「民主党政権は消費者の不安を募らせた」と述べ、具体策の検討を指示した。 福島県産の農産物は、検査で安全を確認し出荷されているが、価格を安くしなければ売れない。流通量もなかなか増えない。森氏が、「安全基準への疑問や不安があると思う」と指摘したのは、もっともである。野田政権は、食品中の放射能基準を海外より厳格化した。政府の放射線審議会は、弊害が出ると警告したが、小宮山厚生労働相(当時)が政治的に押し切った。その結果、基準超過が増え、食品の信頼回復は進まない。過去の核実験の影響としか考えられない放射性物質が検出され、出荷停止となった野生キノコもある。問題なのは、野田政権が年1ミリ・シーベルトの被曝ひばく線量を安全と危険の境界線としたことだ。年1ミリ・シーベルトは法的に放射性物質を扱う施設の管理基準に過ぎないのに、この線引きを食品基準にも適用した。国際放射線防護委員会(ICRP)も、年1ミリ・シーベルト以下が望ましいとしている。ただ、野田政権との違いは、これを超えても直ちに危険とは見なさないことだ。ICRPは総量で100ミリ・シーベルトまでなら明確な健康影響は検出できないとの立場だ。ICRPが考える1ミリ・シーベルトは、安全性に余裕を見込んだ数値で、合理的に達成できるなら、との条件も付く。世界には、大地などから年10ミリ・シーベルトの放射線を浴びる地域がある。病院の放射線診断で1回に約7ミリ・シーベルト被曝することもある。1ミリ・シーベルトでの線引きは、16万人近くの避難者の帰還を遅らせる要因にもなっている。ICRPは、被災地の復旧過程では、年20ミリ・シーベルトまで許容し、可能な範囲で年1ミリ・シーベルト以下にするとの考え方を示している。だが、細野環境相(当時)は、1ミリ・シーベルト以下への除染を強調した。ICRPの考え方は、住民の生活確保と除染の両立だが、除染が偏重される結果となった。政治の誤ったメッセージと言えば、泉田裕彦新潟県知事も同様だ。柏崎市、三条市が岩手県のがれきを一般ごみとして処理したことを「犯罪行為」と非難した。しかし、がれきの放射能は県内のごみと変わらない。首長が風評被害を増長させては困る。
(2013年2月25日01時19分 読売新聞)

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