【報告】反核ロックフェス 大MAGROCK

6月16日野田首相が大飯原発再稼働の声明を出した日、僕は本州最北端の青森県大間町にいた。今年で5回目を迎える原発敷地隣接地での反核ロックフェス「大MAGROCK」で想いを一つに反核を訴えた。あの時、僕がいるべき場所はあそこだったと確信している。反核という生き方は何がどう起きても続いていくもので、たくさんの仲間や大間の大自然がまた僕に力をくれた。

正直なところ、今年は会場が変わったこともあり、イメージがつかめず宣伝不足だった。参加者の皆さんからも来年に向けてのアドバイスをイロイロもらった。ありがとう!!

正式な発表ではないが参加者約200名。本州の最北端に大間原発を止めたい想いを抱えた仲間が集まった。出演者はもちろんのこと、参加者やブースや音響機材や太陽光電源や様々な方の協力があったからこその成功である。特にこの原発隣接地という特殊な場所では様々な予想外のトラブルが起こるため、現場での臨機応変な対応がどうしても出てくる。本当に皆さんに感謝の気持ちでいっぱいである。

珍しく今回の報告は長文にしようと思う。僕の大MAGROCKは準備から始まっているので、そこからを少し振り返ってみる。
6月14日(木)の早朝に出発。伊丹空港から青森空港まで70分ほど。空港からバスで30分かけ青森駅へ。青い森鉄道で野辺地駅へ。ここでYAMさんに拾ってもらい車で大間へ向かう。2時間ちょっとで大間崎へ到着。たしか3時ごろには宿泊場所の佐井村のケビンハウスに到着。大間崎でスタッフの「まこと」「やす」の二人と合流。まことさんは1年ほど前から山口県の祝島に住み農業などを始めている。ビーガンの彼は玄米と酒をこよなく愛す心優しく頼りになる大MAGROCKスタッフの現場隊長。彼がいるだけで現場が締まるし僕などは勝手に安心してしまう。やすさんは八戸から宮崎に移住した炭職人。去年もまことさんと現場を仕切り、スタッフの食事などもお世話してくれる元気の源。早くてうまくて栄養満点、すんごいんです。細やかな配慮と現場をうまくつないでくれるのです。夜は宿泊所でご飯を食べ、軽く飲みながら明日の会場設置などを話し合う。スタッフがバラバラな場所に住んでいるだけに、複数のスタッフでのミーティングはこれが最初。ですが、回数を重ねているのでお互いの事も分かるし、流れもなんとなく把握している。問題は今回は会場が違うということ。

6月15日(金)、イベント前日。天気はばっちり。音響機器、ソーラー発電、テント等が午後に来るため、仏が浦へちょっと散歩に行くことにした。宿泊所から40分くらいの場所へジャックジョンソンなど聴きながら爽快にドライブ。仏が浦は予想以上に素晴らしい場所だった。突き抜けた綺麗な海と空と空気。荒々しくも繊細な自然の醍醐味を存分に表現した岩々。4人がそれぞれに楽しみ最高な時間をすごした。バタバタした日常のかき乱されている心をリセットし、大MAGROCKへ気持ちの切り替えができ、本当に貴重な時間だった。そして、今思うとあの時の成功祈願が当日の天気を予想外の方向へ向かわせたのかもしれない。いったんケビンハウスに戻り、昼食をとってから会場へ出発。いよいよ大MAGROCKが始まる。出演者の方に少しでも気持ちよく演奏してもらえるように、参加者が少しでも楽しんでもらえるように、全力を尽くすことが僕らにとっての幸せでもある。大magrockのスタッフであることに自信と喜びを感じている。今年のPAをお願いした会社はiwjの配信もしている方で、想いは一つ。僕らの予想を超える機材の登場に思わずスタッフの笑みがもれる。重い機材もスピーカーもなんのその。そして、第三回からお世話になっているソーラーワールドさんも到着。震災の復興支援にも会社として取り組んでおり、とにかく考えと行動力がずば抜けているすごい会社である。今年は他のイベントと重なってしまったようで、社長の武内さんが一人ではるばる山形から車を運転して来てくれました。そして最後は長年青森の反核運動を先頭に立って動いている「核燃料廃棄物阻止実行委員会」の中道さんが大量のテントを積んで愛犬のマルコと到着。震災前からお世話になっているが、大阪に越してからはなかなか会う機会がないので、ここで一緒に動けることが僕にとってはとても嬉しい。阻止実は日曜の集会のとデモの主催者でもある。大magrockはこの大間現地集会があるからこそできる。昔から動いてる皆さんと新しいMOVEMENTが共に動いてるのはとても重要な事である。中道&YAMのコラボはすごいのである。とにかく動いて動いてクタクタで宿に帰り、皆で一緒に食事をとり、飲み、語り、寝る。素晴らしい一体感を感じたのは僕だけだろうか。この日の夜はまことさんの友人のいっせいさんが到着。翌日からの強力なスタッフとして参加。本当にたくさんの方の好意に支えられていると実感。

6月16日(土)いよいよ当日の朝。7時半に出発し、まずはソーラーと音響の最終セッティング。問題なし、さすがプロ。ブース出展者も開始前には用意を終了してもらい助かりました。ほぼ定刻にスタート。今年はYAMさんと僕以外のスタッフで会場入口の誘導をしてくれたため、きちんと出演者の方に挨拶ができ撮影も行えたので本当に助かりました。昨年は多くの出演者の方にお礼を言う事も出来ず、本当に申し訳なく思っていたので。

この事はあまり直接触れることが少ないのですが、出演者の方には出演料も交通費もお支払いできていません。それでも自分達で現場を見たい、感じたい、同じ想いの仲間に音楽で伝えたい事がある、そんな気持ちで参加してくれています。本当の音楽を聴きたい人はぜひ大MAGROCKに来てほしいと思う。もちろん楽しく、明るい未来を目指すのだが、根底にゆるぎない反核という意思が存在する事に誇りを感じる。そして、地元で地道に頑張り続けている奥本さんや大間町民、函館市民、青森県民の皆さんに心から感謝したい。大MAGROCKは大間原発が止まっても存続する。核に頼らない街を応援し、地元の皆さんと共に歩んでいける道を探りたい。

なんだか日記のような報告になってしまったが、たまにはこんな感じもいいですね。多くの人に支えられている大MAGROCKを知ってもらいたいし。来年も頑張るよ、ね、YAMさん!!
当日の報告は写真とIWJの動画から皆さんで感じ取ってほしい。

*IWJ AOMORI に当日の様子がアップ【動画】
http://www.ustream.tv/recorded/23342952

*ダイジェスト





青森駅 なんと0.02 低い!!

青い森鉄道のスタッフはとても親切。景色も最高。

今年は会場でなかったが、あさこはうすへ続く道から工事を撮影。

大MAGROCK会場と逆側の高台から撮影。大間原発工事中。

民家と原発の距離が近すぎる

宿泊でお世話になった佐井町のケビンハウス。願掛公園前の絶好の立地。

ケビンハウスの子猫。来年はでかくなってるだろうな。

やすさんの炭と天然海老のコラボ

仏ケ浦の遊歩道

たまらないこの感じ

風と海が光が作った神秘の世界

やすさんと岩

小さな世界。豊かな世界。

まことさんを探せ!

反核手拭の宣伝用

絶妙な感じ

ひっそりと

磯遊びができそうな場所も

生き物が何種類も。魚もいるね。

お地蔵様も日陰で

遊歩道で森に注ぐ光

大MAGROCK成功祈願

会場準備前の状態

監視カメラと見つめあう

休憩中。警備会社に監視されつつ・・・

準備は人手が少ないので重労働。だけど、心地よい。

地元の皆さんが草刈。感謝。

舞台横のソーラーバッテリー

DJ YAM

演奏者目線 原発反対の文字を見ながら演奏

機材完成直後 出演者のバックは海と空

こだままこと

お遍路ズ

奥本さん(大間町)+YAM トーク

魔太郎定食

いしだ壱成

今年は子供も多くて盛り上げてくれた

ドドイッツ

ちだ原人NUTS

サンダービート

土曜のLIVE後の勉強会

勉強会後のケビンハウスでのキャンドル

TAYUTA

苫米地サトロ

大間現地集会での小笠原厚子さん
集会での小笠原厚子さん

デモ先頭の皆さん

笑顔が素敵

警察の方は親切でした

街中にもアピール

大間ホテル横も通った

大MAGROCKスタッフは楽器で賑やかに

子供がキャッキャと見つめておりました

ラビラビ

ジェロニモレーベル

zodiac nova, pop-machine & contemporary system

円になってちょっと踊ったり

NORT HEMPIRE

皆を見送って夕日を見つめるスタッフ。

2012 大MAGROCK タイムテーブル
6月16日(土)
12:00~12:30 魔太郎定食
12:45~13:15 お遍路ズ(岩崎けんいち+中ののりひろ)
13:20~13:40 奥本征雄【TALK】
13:55~14:25 こだままこと
14:40~15:10 ドドイッツ
15:25~15:55 いしだ壱成
16:10~16:40 ちだ原人Nuts
16:45~17:10 OhMAGROCKS 【TALK】
17:25~17:55 THUNDERBEAT

LIVE後、講演会
テーマ:「なぜ私たちは大間原発に反対するのか」
講 師:澤井正子(原子力情報資料室)
会 場:大間町立公民館
時 間:6月16日(土)19:00~20:30
主 催:大間原発反対現地集会実行委員会

6月17日(日)
10:00~10:30 TAYUTA
10:45~11:15 苫米地サトロ

*11:30~13:30 同会場で大間原発反対集会
 13:20~    大間町でピースフルにデモ

14:30~15:00 ラビラビ
15:15~15:45 ジェロニモレーベル
16:00~16:30 zodiac nova, pop-machine & contemporary system
16:45~17:15 Nort Hempire





カテゴリー: イベント・レポート     パーマリンク

【報告】反核ロックフェス 大MAGROCK への6件のコメント

  1. 大泉 惠子 より:

    子供たちを連れて宮城県から参加しました。
    だいぶ遠いな~と思いましたが、いってよかつたです、子供たちは大自然に感動してました。
    あんなに綺麗な山・海・空、優しい人達・・・・
    絶対に壊してはいけない!  原発はいらない! 絶対いらない!
    人間は綺麗なものを綺麗だと思う心があるのだから・・・
    みんなで願えば必ず大間を日本を地球を守れると思う!
    来年も参加します!よろしくお願いします!頑張りましょう!

  2. 木村理恵 より:

    武藤さん、レポートもろもろありがとう!
    今年はデモあり室内学習会あり、さらに豊かな大MAGROCK !だったんですね
    行きたかった!厚子さんがお元気そうでよかった!
    スタッフのみなさんに大リスペクトです
    仏が浦の山(海じゃなく)で昔、ご当地出身の反核舞台役者「愚安亭遊佐」に連れられてキトピロ(行者にんにく)採りしたこと思い出して懐かしかったです
    昨日は官邸を4、6万人が囲んだとか
    大MAGROCK に思いを寄せたみんなの心が、このうねりの起点になった気がします
    ありがと~~

  3. YAM より:

    ぶっちゃけ今年は北斗君も言っているように会場の変更がありなかなかエンジンがかかりませんでした。なので、不安を抱えたままの開催になってしまいましたが、いざ蓋をあけてみると・・・とにかく関わってくれた方々がそれぞれの役割を責任を持ってバッチリやってくれたこともあり、そして来てくれた皆さんも心から楽しみそしてちゃんと現実を見つめてくれたということもありで、とにかく今年も素晴らしい「大MAGROCK」を開催することができました。皆さん本当にありがとう!!これからもず~っとこういう形で「大MAGROCK」を続けていけるように(もちろん大間原発が止まっても「大MAGROCK」は続けていくので・・・)、これからの毎日をしっかり生きていきたいと思っています。今日本中が原発問題で大揺れですが、僕らの小さな力を結集させ、このバカげた原子力政策を1日でも早くストップさせましょう。
    それではみなさん来年また大間で…!!

  4. hokuto より:

    下北半島に入ってからが長いですよね~それにしても大間は綺麗でしたね。守りましょう!!

  5. hokuto より:

    今年は本当に盛りだくさんでしたよ!!来年はぜひ!!今日は関電前に行ってきます!!

  6. hokuto より:

    海をバックも最高に綺麗でしたね。それぞれの会場の良さがある!!来年は大間原発がストップしているといいな!!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です