行き先のない放射性廃棄物

今回の記事は本当に重要です。核燃のいろんな問題の象徴のような気もします。
ぜひ読んでほしいです。

2010年3月1日(月) 東奥日報
国が返還低レベル受け入れを要請
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2010/20100301224344.asp

 経済産業省資源エネルギー庁の石田徹長官は1日、県庁に三村申吾知事を訪ね、使用済み核燃料の海外再処理で出た低レベル放射性廃棄物を六ケ所村で受け入れるよう要請した。三村知事は「経産大臣に直接話を聞き、確認する必要がある」として回答を保留した。
 電力各社は原発で出た使用済み核燃料の再処理を英仏両国に委託している。このうちフランス分の低レベル廃棄物は2013年から返還が始まる予定だが、日本での受け入れ先が決まっていない。
 石田長官は「遅延が発生すると、わが国の国際的信用が損なわれることも懸念される」と述べ、受け入れの検討を求めた。知事の要望に応じ、直嶋正行経産相と協議することも伝えた。
 一方、六ケ所村役場にもエネ庁の担当者が古川健治村長を訪ね、受け入れを要請した。古川村長は「趣旨は重く受け止める」と回答。同席した村幹部からは「この事業が村財政にどうかかわるのか、住民や議会に説明できる材料が欲しい」との意見が出た。
 返還低レベル廃棄物をめぐっては、06年に電気事業連合会の幹部が県庁を訪ね、新設する日本原燃の施設で貯蔵する計画を打診、三村知事が「検討できる状況にない」と拒否した経緯がある。
 ただ県は、同廃棄物の受け入れは「1984年の電事連による(サイクル施設の)立地協力要請に包括的に含まれる」との立場。すでに返還高レベル廃棄物(ガラス固化体)については、95年度から一時貯蔵している。
 また英国からの低レベル廃棄物については、同等の放射能レベルの高レベル廃棄物に置き換えることで輸送回数を大幅に減らす、「単一返還方式」が計画されている。
 返還廃棄物受け入れについては、森詳介・電気事業連合会会長と川井吉彦・原燃社長が2日に県庁を訪ね、三村知事に理解を求める。
 ◇
重大な決断迫られる/解説(政経部・藤本耕一郎)
石田資源エネルギー庁長官の要請内容は、本県にとって新たな核のごみを受け入れることを意味する。
 フランスから戻ってくる低レベル放射性廃棄物は、現在六ケ所村の日本原燃の敷地で埋めている放射能レベルの極めて低い廃棄物とは違う。燃料集合体を処理した際に出る金属切片や濃縮廃液を固めた物で、強い放射線を発する。高レベル廃棄物と同じく地中深くに埋める「地層処分」が必要なものだ。
 これらの廃棄物は専用容器で約4400本に上る見込み。一方、英国からも単一返還方式でガラス固化体約70本が運ばれる計画だ。
 本県への搬入について、石田長官は「一時的な管理」と語り、最終処分までの中間貯蔵であることを強調した。
 しかし国内での高レベル廃棄物の最終処分地選びは難航。すでに受け入れている返還ガラス固化体の行く先すら決まっていない。
 2006年の電事連による計画説明の際、三村知事は「六ケ所再処理工場の試運転の状況を見極めて対処する」として検討を拒んだ。試運転は今も続いているが、今回は国が「国際的な信用」を理由に受け入れを迫っている。三村知事は重大な決断を求められることになる。

これはものすごく重要な問題です。
捨て場の決まっていない低レベル放射性廃棄物がフランスから日本に戻ってきます。
この低レベル放射性廃棄物は上記の解説のように地中深くに埋めなくてはいけません。
もちろんフランスに日本が委託したのだから引き取らないといけません。
それをまたもや青森県におしつけようとしているのです。

私が考える重要な点は
■出てくると分かっている放射性廃棄物の処分場が決められていない
(再処理工場の高レベル放射性廃棄物、プルサーマルの使用済みMOX燃料も同じ状態)
■放射能のゴミは高レベル以外は全部、低レベルとよぶ。
(わざと危険度を曖昧にしているとしか思えない)
■2006年に青森県は一度断っているのに、『国際的な信用』に係るという脅しのような言葉をつけて再度強制しようとしている。

やはり、核燃で発生する放射性廃棄物(原発、再処理、プルサーマルなど全てにおいて)は先に処分所を決めるべきである。
臭いものに蓋をするのではなく、先に解決して子孫に余計な問題をおしつけない事が大切と思う。

所詮、核燃サイクルは未来の子供達に危険なものを押しつけているにすぎない。

そして、宮城県は今、同じ過ちを繰り返そうとしている。
プルサーマルで出てくるゴミ「使用済みMOX燃料」は処分方法すら決まっていない。
もちろん処分場所など決められるはずもない。

私はプルサーマルに反対です。

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