再処理工場が試験再開

本当に腹がたつのだが、再処理工場が試験再開した。
ガラス固化溶融炉の熱上げを10日に開始したのです。

ガラス固化溶融炉とは「高レベル放射性廃液」をガラスと一緒に混ぜて固めガラス固化体を作る炉。
できあがったガラス固化体は人間が近づくと、あまりの放射線の強さで数秒で死にます。

その試験が2008年12月からトラブルで中断しています。
ガラス固化溶融炉の底に白金族という物質が詰まり、
棒でかき混ぜたりしてたら棒が曲がり、
引き抜こうとしたら炉の中の煉瓦が崩れ落ちました。

この溶融炉はA系統、B系統の2つがあります。
全く同じものです。

A系で試験が成功したのち、B系で最終確認をするのが当初の予定。
しかし、上記のとおりA系はもう滅茶苦茶。
さらに、なんとかA系統で作り上げたガラス固化体は半分以上が「逸脱・非定常」というありさま。

そこで事業者はどうするかというと、
たいした対策もたてずに今度はB系を使うという。
(ちなみに対策は温度計を増やすなど。)

2010年10月の原子力保安院交渉では
「たしかにB系を先にやるのは規定と違う。しかし、事業者がB系からやりといと言うなら審査する」
と国がはっきり言ってました。

規定は違うが、事業者がやりたいならやらせる。
これが核燃サイクルのやりかた。
安全神話は国が作りだしているのだろうか。

読売新聞の記事によると最終的にはA系も試験すると書いてあるが
動かすためならドンドン変更してくる。信用なんてできない。

「どうすれば安全なのか」が基準ではない。
とにかく動かしたいだけ。

高レベル放射性廃液は既にできてしまっている。
技術もないのに再処理工場の試験を開始してしまったからだ。
本当に罪なことをしている。

この高レベル放射性廃液は本当に危険。
24時間撹拌しながら、冷やさないといけない。
電源が切れれば数時間で爆発する。

これが爆発したら福島原発事故以上のことが起こる。

だから、
早く再処理工場の中止を決めよう。
そして、フランスの技術を導入させてもらい、廃液を固体状態にしよう。

できた高レベル放射性廃棄物は地下300mに埋めると言われている。
1万年以上保管すると言われている。

処分場は決まっていない。
負の遺産を子供達に残していく核燃サイクル。

これから僕らの世代は
様々な放射性廃棄物の問題で争って生きていかないといけないのか。

いや、原発を止め、再処理や高速増殖炉と止め、
そこから隠し事のない議論を進めていけばいいのではないだろうか。

僕はそう思う。

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■読売新聞 【六ヶ所】ガラス固化体、最大140本製造へ
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/surprise/20120111-OYT8T00426.htm
 日本原燃が10日、使用済み核燃料再処理工場のガラス溶融炉の熱上げ作業に着手したことで、2008年12月以来、中断していた高レベル放射性廃液をガラスで固める試験が月内にも再開されることがほぼ確実となった。
 ガラス固化試験は事前確認試験と安定運転・性能確認の2段階に分かれ、最大140本程度のガラス固化体を製造する。
 再処理工場のガラス溶融炉はA系とB系の二つがあり、A系は既にガラス固化試験で使用したことがあるため、今回はB系で先に熱上げ作業を行う。B系の熱上げは08年1月以来だ。1000度以上まで溶融炉の温度を上げ、試験用のガラスを投入。溶融炉などが正常に作動すれば、ガラス固化試験に取りかかる。
 前段の事前確認試験は高レベル放射性廃液を模した試験廃液の投入から始め、次に実際の廃液を入れて最大60本程度のガラス固化体を製造する。A系には試験廃液だけを入れ、最大20本程度の固化体を作る。これらの作業に5~6か月かかる見通しだ。
 その後は両方の溶融炉に本格操業の際に使われるより多くの廃液を入れても問題なく運転きるかを確認する安定運転・性能確認を実施し、約60本の固化体を製造して試験を終える。
 日本原燃は試験を成功させ、10月に再処理工場の完工を目指しているが、「スケジュール的に困難」(同社幹部)とみている。

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